エイジングケアについて
年齢は「数字」でしかない。運動がもたらす、究極のエイジングケア
「エイジングケア」と聞くと、高価な化粧品やサプリメントを思い浮かべる方が多いかもしれません。 もちろん、外側からのケアも大切ですが、本当の意味での若々しさは、身体の「内側」から溢れ出るものです。
年齢を重ねると、誰の身体にも変化が訪れます。 筋力は低下し、代謝は落ち、姿勢は丸くなりがちです。お肌のハリも失われ、疲れやすくもなります。 これらは、ある程度は自然なことです。しかし、その「変化のスピード」は、日々の過ごし方によって大きく変えることができるのです。
その最も強力な手段が「運動」です。
なぜ運動が究極のエイジングケアなのでしょうか？ まず、トレーニングによって筋肉が刺激されると、「成長ホルモン」が分泌されます。成長ホルモンは、子供の成長だけでなく、大人にとっても「若返りホルモン」として非常に重要です。 肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンの生成を助け、体脂肪の分解を促すなど、美容と健康に欠かせない働きを担っています。
また、運動による血流の改善は、お肌に直接的な影響を与えます。 顔のくすみやクマは、血行不良が原因であることが多いです。筋トレや有酸素運動で全身の血の巡りが良くなれば、肌の隅々まで酸素と栄養が届き、内側から輝くような透明感と血色感が生まれます。
さらに、筋肉は何歳からでも成長します。 筋力がつけば、身体は引き締まり、姿勢は伸び、立ち姿が美しくなります。実年齢がどうであれ、背筋がスッと伸びた快活な姿は、それだけで人を何歳も若々しく見せるものです。
年齢を理由に諦めるのは、まだ早い。 運動という「自分への投資」で、10年後も輝き続ける自分を目指しませんか？
お勧めのトレーニングについて
「抗重力筋」を鍛えて、たるまない私へ。若々しさを保つトレーニング
若々しい印象を保つために、私たちが特に意識して鍛えるべきは、「抗重力筋（こうじゅうりょくきん）」です。
抗重力筋とは、その名の通り、地球の「重力」に抗って、私たちの身体を支えている筋肉のこと。 具体的には、背中（脊柱起立筋）、お腹（腹直筋）、お尻（大殿筋）、太もも（大腿四頭筋）、ふくらはぎ（下腿三頭筋）などです。
年齢とともに「姿勢が丸くなる」「お尻が垂れる」「フェイスラインがぼやける」といった変化が現れるのは、この抗重力筋が重力に負け始めているサインでもあります。
この抗重力筋を効率よく鍛えることができる、おすすめのトレーニングをご紹介します。
1つ目は、やはり「スクワット」です。 お尻、太もも、そして体幹（お腹）まで、下半身の主要な抗重力筋を一度に鍛えることができます。「重力に負けず、自分の体重をしっかり支えて立ち上がる」という動作そのものが、エイジングケアに直結します。
2つ目は、「バックエクステンション（背中の反らし）」です。 うつ伏せになり、両手は頭の横か耳に添えます。そこから、息を吐きながら、胸を床から少し持ち上げるように上体を反らします。腰で反るのではなく、「背中（肩甲骨の間）」を寄せる意識が大切です。 丸まりがちな背中を鍛え、胸を開きやすくすることで、スッと伸びた美しい姿勢をキープする力になります。
そして何より、トレーニング中は「正しいフォーム」と「呼吸」を意識すること。 私たちパーソナルトレーナーは、皆様の身体が重力に負けず、いつまでも美しく自立していられるよう、安全で的確な指導を心がけています。 身体の内側から輝きを放つ、本物のエイジングケアを一緒に始めましょう。
